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2018/07/16

noteに引っ越しました はてなブックマークに追加

ながらくご無沙汰しておりましたこのブログですが、ふと思い立ってnoteに移行しました。

https://note.mu/dateofrock

ちなみに一番最初に書いたブログは「はてな」でしたが、なんと14年前(笑) 

http://d.hatena.ne.jp/toolkit/20040524

というわけで、今後もよろしくお願いします。

2016/10/06

AWS Cloud Roadshow 2016 札幌 登壇のお知らせ はてなブックマークに追加

なんだかすっかり告知ブログになっちゃってますが、大きめのイベントに登壇させていただくので、お知らせいたします。

AWS Cloud Roadshow 2016 札幌

日時:
2016 年 10 月 12 日(水) ニューオータニイン札幌
10:00 ~ 20:30 (開場:9:30)

「スケーラブルな農業機械」の実現を目指す、農業情報設計社の取組について、というタイトルで、弊社代表の濱田とともにお話しさせていただきます。

自分が話す内容ですが・・一応技術の責任者ですし、AWSのイベントなので、ちゃんと技術の話をします!(笑)

スタートアップの分際でいきなり世界3拠点のマルチリージョンなシステムを構築しておりますが、そんなことを実現できるAWSのマニアックな利用方法?を含めてお話しするつもりです。とはいえ、時間がないので、めっちゃ駆け足になると思います。あらかじめご了承ください(笑)

そのうち落ち着いたら、少しずつ技術的な部分を公開していくつもりです。(と自分にプレッシャーをかけてみるw)


では、当日ニューオータニでお会いしましょう!

2016/07/12

うちの畑がIT化しましたw はてなブックマークに追加

Takehito Tanabeさん(@dateofrock)が投稿した写真 -

昨年、さっぽろ農学校での研修を4月から11月まで受けましたが、今年はその成果を生かすべく、ある程度まとまった畑を確保できないか、雪解け頃からいろいろと奔走しておりました。しかし現実はなかなか厳しく、今年は無理かな・・と半分諦めかけていた所、大変良いご縁をいただきまして、札幌市南区某所に5a(500平米)程度の場所を確保することができました。(その節は大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。)

この広さを機械無しでやっています。さすがに耕起はやってもらいましたが、畝立てからマルチング、そしてこの時期では除草を手でやっています。はじめから機械を使わないで、まずは非効率でも良いから全て手でやってみて、どんな感じになるかを体感しています。・・ちなみに十分体感したので、もうそろそろいいかな?と思っております(笑)


5aの広さなんて、プロの農家から見れば極小ですけども、一般的な家庭菜園の10倍の大きさですので、半農半ITとしては十分すぎるくらい広大です(苦笑)そこで実際にやってみて真っ先に感じたことが

「毎日、ちょっとでも良いから現場を見たい」

ということでした。小さい菜園であれば、多少放置して雑草が増えたってそれほど大変にはなりませんし、生育が悪かったり、病害虫の影響で作物がやられたとしても、被害の規模としては小さいですから、まぁ、非常に残念ではありますが、諦められる範囲ではあります。

しかし、これだけの規模があると、草の状況を見て早めに対処しないと労力が何倍にもなりますし、病害虫などの被害も作物の量が多いと、その分打撃も大きくなります。


やはり「状況をみて素早く行動する」ことが大事で、そのためにもすぐに現場の状況を見ることが重要だな、ということを痛感しました。特に自分の場合だと本業との兼ね合いもありますから、畑に振り回されないためにも重要なポイントです。


IoTなんて簡単に言いますが・・

自分もこういう仕事をしているもので、みんなに「カメラつけてないのですか?」とよく聞かれます。でも、畑のような屋外で、電源もない所でその手のものを設置するのは、そう簡単ではありません。 室内の環境下でRaspberryPiにUSBカメラとセンサーをつなげて、それらをクラウドにアップして監視する、といったようなことはやってみましたが、これはとても簡単なことでした。 (ちなみにこの発表スライドでは時間切れでシステムやクラウドの話までたどり着いていないww)

しかし、農業の現場で使えるものとなると、やはり雨や風、強烈な日差しなど、厳しい自然環境に晒しても十分動作する機器であることが重要で、さらにそれらをきちんと運用し続けられるのか?ということがポイントになってきます。そして、それは簡単な世界ではありません。


札幌のエコモットさん!

実は、札幌には、今のIoTブームを先取りしたような会社さんがあります。その名もエコモット株式会社。 IoTという名前がない時代から取り組まれており、現場のことを知り尽くした先駆者です。この「事例紹介」を見ると、どんなことに取り組まれているのかがよくわかります。

ちなみに代表の入澤さんは、北海道の楽しい100人にもご登壇されています。

また、北海道のIT企業を紹介するメディアのキタゴエさんにも取材記事がありますね。

自分はこちらの会社さんには何度かお邪魔したことがあり、事例を伺ったり、カメラの現物を見せていただいたり、個人的にもいろいろとお世話になっている会社さんです。毎回中の人といろいろとお話させていただくにつけ、現場というのは過酷だし、想定外のことはたくさん起きるし、本当にこの部分のノウハウは一朝一夕では得られず、すごいものだな・・と関心しきりでした。

そんなご縁がありまして、タナベの悩み(?)を聞いていただき、なんと今回ウチの畑にカメラと気温、湿度、地温センサーを設置していただくことになりました!そのカメラの写真がInstagramに投稿したものです。


現場ロイド

今回設置いただいたのは、「現場ロイド」というソリューションです。

工事現場でよく使われているようですが、これはそのまま農業にも使えるものです。低電力通信モジュール、ソーラーバッテリーがありますので、携帯の電波があって、日当たりの良いところであれば「完全ワイヤレス」な環境で稼働させることができます。農業的に言うと日当たりはまず間違いなく問題ありませんから、携帯の電波が入るかどうか?が問題になりますね。この畑は札幌市内で「圏内」ですので問題はありませんが、北海道の規模で考えた場合、この電波が一番のネックになります。

しかし、そのあたりはソラコムさんが解決してくれるはずです。(明日のイベントに注目しましょう!)

実際の様子

これが設置した様子です。このように、単管パイプでがっちり足場を作り、ソーラーパネルも4枚つけています。ここまでやれば、台風が来ても問題ない強度です。鹿もかじらないでしょうし(笑)

じつはこの畑、20cmくらいのところに結構な耕盤層があるので、クイがなかなか入らず苦労されていました。設置していただいたエコモットのスタッフの方々、暑い中の作業、本当にありがとうございました!!




そして、これが実際にWeb画面からモニターしている状況です。 このようにWebからカメラの遠隔制御が可能です。


映像は履歴として残されているので、このような一覧で確認することができます。そのうち何かの動物が映るかもしれませんねw ちなみに、電圧の状況もここでわかるようになっています。これも安心。


温度、湿度、地温も履歴が保存されています。データはCSVでダウンロードできるので、お手元のエクセルなどで開くことも可能ですね。

画面上でもこのようにグラフで見ることができます。まだ設置したばかりなので、サンプルが少なくてグラフっぽくないですがw



というわけで、しばらく使ってみて、使用感などを蓄積していきたいと思います。




ちなみに、このソリューションに興味がある!などという方がいらっしゃれば、私に直接でも良いですし、このブログ記事にコメントくださいね。エコモットさんにつなぎますので!(勝手に営業ww)