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2014/09/01

株式会社ファームノートにジョインします はてなブックマークに追加

前回の退職エントリに引き続きのご報告です。次の事は報告せずに、ただ「退職します」というだけで沢山の反応をいただきました。大変恐縮ですし、身の引き締まる思いがします。ありがとうございます。

・・で、次は何をやるのか?ひょっとしてあそこの会社じゃないの?などとよく言われましたが(汗)おそらく想像を絶する業界に転職します。

次は、一次産業です。ずばり、酪農をやります!


・・・といっても、乳搾りをやる訳ではありません。株式会社ファームノートにジョインして、酪農畜産とITをくっつける仕事、キャッチーな言い方をすれば、「酪農畜産クラウド」にチャレンジすることになりました。

http://farmnote.jp

株式会社ファームノートは、酪農・畜産業界向けに特化したスマートフォンアプリ「Farmnote」の開発を行うITベンチャーです。設立されてまだ一年経っておらず、まさしく産まれたてホヤホヤな企業です。場所は北海道の十勝地方の中核都市、帯広市になります。どんなプロダクトを作っているのか、ぜひサイトをご覧ください。


なぜファームノートなのか?
私のプロフィールには、かなり前から「目指せ半農半IT」と書いてあります。これは北海道に移住する前から書いていたものです。また、生まれ故郷である北海道に貢献できるような仕事がしたい、という思いも常にありました。しかし、それらは何か具体的な計画があるわけでもなく、ただ漠然とそういう思いを持ち続けていただけでした。

ところが・・思い続けてどこかに書いておくと、そういう転機が訪れるものです。たまたまネットの記事でファームノートの存在を知り、これはもしかしたら自分がやるべき事かも、と直感しました。すると、これまた不思議な事に創業者の小林氏と直接会う機会がすぐに訪れまして・・・あぁ、これは完全に呼ばれてるな、と(笑)

私自身の生い立ちとして、酪農そのものに直接的な縁がある訳ではありません。しかし、よくよく考えてみたら元実家の近くに小さな牧場がありました。小さい頃から何となく見ていたので、当たり前すぎて気がつきませんでした(笑)記事の最初に張っている「サイロ」の写真、これがその牧場です。当時の自分の部屋からは牧草地が見えていて、ちょうど今くらいの時期だとロールが転がっている牧草地が、夕日に照らされて金色に光って見えていたものです。北海道だから牧場なんて普通じゃない?と思われるかもしれませんが、札幌では相当なレアケースなんですよ。

さらに・・この「サイロ」の写真は、ほぼ3年前に、我が家が北海道へ「クラウド移住」します、と宣言したブログ記事に使ったものでもあります。
もちろん、その記事を書いた当時は、北海道に行って酪農畜産に関わる事をやるんだ、なんて事は全く頭にありませんでした。まったくの偶然なのですが・・これも運命でしょうかね(笑)


それから・・「転職」を考える中でとてもおおきな問題は、もちろん家庭にあります。北海道に来るときもそうでしたが、妻には大変おおきなサポートをもらっています。今回のチャレンジもすぐさま理解をしてくれて、背中を押してくれました。大変にありがたい陰の功労者であります。この場でも改めて感謝の意を表したいと思います。ほんとうにいつもありがとう。


これからの予定
本日から早速帯広に滞在して開発の現場に突入します。世界に例のないプロダクトを作ろうとしているアツい人たちの中に混ぜてもらいます。ひとまず自分の役割はバックエンド側のエンジニアとして開発に携わる事ですが、ある程度仕事が回るようになって落ち着いてきたら札幌に戻ってくる予定になっています。つまり、今までと同様に、引き続きリモート勤務となります。これは、傍目から見たら今まで通り自宅でのPC作業にしか見えないので、転職したようには見えないかもしれません(笑)

もちろん、システムの運用はAWSを利用します。また、ファームノートの関連会社でもある株式会社スカイアークでもAWS関連の技術支援を業務として行います。ですから、引き続きAWSのユーザーグループであるJAWS-UGには顔を出しますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。ただ、今までは「印刷」の話ばかりしていましたが、今後は「牛」になりますので、そのあたりもどうぞよろしくお願いいたしますww

前職もそうでしたけど、今回もミッションも未開拓な地に分け入っていく仕事になります。そんな開拓民の仲間に入れる事は楽しみであると同時に、とても気合いが入ります。

というわけで、今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます!