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2010/05/01

シューゲイザー・ディスク・ガイド はてなブックマークに追加


この本の存在は、ナタリーの記事で知りました。仕事中に「たまたま」見つけまして、おもわず「うそ!」と声を上げてしまった事は内緒です。

なんで2010年にもなって「シューゲイザー」??っていうか、今の若いもん(苦笑)に言っても通じないんじゃ?と、すっかり音楽の世界に疎くなってしまったアラフォーとしては、驚くとともに、嬉しいような、恥ずかしい様な、近年あまり経験した事の無かった感情(?)が渦巻いてしまいました。

Lovelessを彷彿とさせる表紙、帯には明らかにSwervedriver、Adorable、PaleSaints・・おぉ、我が青春の90'sのジャケットが映っているではありませんか。

当時のシューゲイザーは「マッドチェスター」や「ブリッドポップ」「グランジ」の陰に隠れていた様な気がしたのですが、どうもそうではなかったようです。

2008年フジロックでのマイブラ、当然行きました。まだ小さかった息子をおんぶして・・もちろん、耳を保護するイヤーマフ装着で。はじめのうちはおとなしく、キッズゾーンに敷物を敷いて遠巻きに見ておりましたが、あまりにもパフォーマンスがまばゆくて、「すまん、父ちゃん、行ってくる」と母子を残し、前方に駆け寄った記憶が(笑)

フジロックそのものは豊洲で行われた第二回から、初の苗場開催、第三回の伝説の風呂なし斜度20度ゲレンデキャンプ三日間(笑)を経て、もう何回行ったか忘れてしまいましたが、すっかり夏フェスも定着するにつれて人も多くなり、もうハナから行くのはヤメにしておりました。ですが、マイブラは別格ですね。

本の中身ですが、これを編集するのは多大な苦労をされたのではないかと推察します・・。(@otoan69様がすばらしい仕事をされております)本当にこれでもか!という位のディスクレビューの応酬で、編集者の気迫すら感じます。資料としても、非常に貴重なものとなっています。ある意味、万人には勧められないけれども、これから「ワウを半開きにしよう」とか、「トレモロをdepth100%にしよう」とか、「ワーミーペダルを踏もう」としている若人がいたら、「この本に紹介されているアルバムを最低10枚聴いてからにしなさい」と言うでしょう・・って、ほとんど何を言っているのかよくわかりませんが、その位充実している内容です。これが1,900円って安すぎる・・。

貴重なビリンダお姉様のインタビューもありますし、ケヴィンのエフェクターボードの写真も載っています。(楽器屋のエフェクター売り場か!状態です)

さらに、現役シューゲイザー必見のエフェクターガイド。我が家にはなぜかPROCO RAT2
が2つもあり、さらには全然使えないで有名なBOSSのDF-2もあるんですが、やはり両方とも載っていましたね(笑)
ちなみに若かりし頃は、YAMAHAのSPX-900のリバースゲートの代わりに、おなじくYAHAMAのFX-500B(ベース用)のリバースアーリーリフレクションをWet100%で使用しておりました。あぁ、懐かしい。

しかし、来年はLoveless発売から20年ですね。もう、これだけで驚きというか、10代の音楽やっている子たちからすると、それってすでにクラシック?という領域ですもんね。本当にびっくりします(笑)

Chapterhouse、Ulrich Schnaussの来日 + 我らがLuminous Orangeの公演は予想通り仕事で行けませんでしたが、アラフォーの分際で今からシューゲイズするのも悪くないかな?いや、迷惑かな?とか、悶々と考えたりするのでした・・


3 件のコメント :

たまこn さんのコメント...

わたしなんかも今年までシューゲイザーという言葉すら知りませんでしたが、ホントはまっています。わたしはMBVよりもSlowdiveが好きなので、今はSlowdiveのフォロワー的なニューゲイザーを漁っています。ここ最近のお気に入りはSPC ECOです。

たまこn さんのコメント...

ホントこのガイドブックは役立っています(^^)v

Takehito Tanabe さんのコメント...

>たまこn さん
Slowdiveいいですね!
元シューゲイザー(笑)からすると、この「シューゲイザー・ディスク・ガイド」は家宝のようなものですww

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