自分の仕事は一般的に言うとIT系です。ですが、テレワークは業種に関係なく、これからのワークスタイルの一つになると思いますので、なるべくITの専門用語を使わずに、一般の方々になるべく分かりやすいように書いてみたいと思います。
こういう事をやっている人間がいるんだ、と言う事を知って頂いて、これから地方に行こうと思っている世のお父さん、お母さん達の話のネタにでもなれば幸いですw
まずは職場の写真を公開します
ご近所さんが若干映り込んでいるのでアレですけどw、とても居心地の良い仕事場なので公開しちゃいますねw自宅が山の上ということもあり、一番眺めの良い、北海道の四季を感じられる部屋を仕事部屋にしています。
ちなみにこのテーブルは、DIYで自作しました。幅120cmと180cmの板を買ってきて、1x4のSPF材で幕板を、2x2の角材で足を作ってくっつけました。制作期間は2日。費用は8,000円程です。見た目アンティークな感じを狙ったのですが、素人な味が出ていていい感じになりましたw
こちらは窓から見える景色です。ここだけ見ると、いったいどこに住んでるんだ?って感じですけど、間違いなく人口190万人の札幌市です(笑)
今は紅葉シーズンなので、こんな感じの色になりました。
近くにかなり交通量の多い国道が走っているのですが、少し引っ込んだ所にあるので車の音は殆ど気になりません。ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラなどの鳥の声は良く聞こえます。(あとカラスもねw)
あと動物系はキタキツネがデフォルトでしょうか。夏にはこの山でヒグマが目撃されたそうです。普通に熊出没注意の看板が立っておりますw
自宅は古い借家です。ざっくり言って家賃は逗子に住んでいた頃の半額、広さ4倍+庭付きになりましたw
何の仕事をやっているのか?
私は東京の印刷会社のソフトウェアエンジニアです。Webサービスの企画、開発、運用をやっています。弊社のサービスであるMyBooks.jpだったり、法人向け名刺受発注サービスだったり、色々です。
要するに、コンピューターのお仕事している人です。
典型的な一日の例
8:00〜9:00 朝の用事
9:00〜12:00 午前中のお仕事
12:00〜13:00 昼休み
13:00〜18:00 午後のお仕事
18:00〜 夕食
わざわざ書くのもバカバカしい感じですかね?コレww
要するに、東京オフィスに合わせた時間帯でこちらも動いています。
※とはいえ、東京はコアタイムが10時〜なので若干時差があります(苦笑)
あえて特筆するとすれば、謎の「朝の用事」という枠。これは「庭掃除」だったり「畑仕事」だったり「雪かき」だったり、いわゆる「家のお仕事」になります。
あえてコレを書いたのは、東京の会社に「出勤」していた頃は全く出来なかったからですw まぁ、頑張れば出来たんでしょうけれども、そもそも通勤片道2時間弱でしたので、そんな気力も起きなかったというのが正直な所です。
今では時間に余裕ができました。なので、体力と心の余裕も出てきて、「家事」をする事も無理なく出来るようになったという事です。
一応タイムスケジュールはこんな感じですが、実際はもっとフレキシブルです。例えば、家庭の事情で外出しなければならない場合も多いのですが、その際は事前に東京オフィスに連絡した上で動きます。ただし、不測の事態に備えて携帯電話とSkype(インターネットTV電話)は常時ONの状態にしておきます。
つまり、勤務時間中だ、という意識を持って動いています。
夕食時間は小学校一年生の息子に合わせて18時前後からです。その時間帯はなるべく仕事のキリをつけて、一緒に食事を取るように心がけています。最近のパターンだと、少々仕事が立て込んでいるので、夕食後仕事を再開する、というパターンが多いです。(ちょっと働き過ぎだなw)
ノマドとテレワーク
最近よく「ノマド」という言葉を耳にします。Webの仕事であれば、ノートパソコンとネットがあればどこでも仕事が出来る、と良く言われますが、自分の場合は半分当てはまって、半分当てはまりません。理由はいくつかあります。
- ノートパソコンでは「画面が小さい」
- 会議は外ではやりにくい
- ネットワーク(インターネット接続)が安定している事が重要
引きこもり解消
今はソーシャルメディアの時代。TwitterやFacebookなどが普通に新聞に出てくる時代ですので、仕事仲間や友達とのコミュニケーションが格段に取りやすくなったのも事実です。実際、札幌に来たばかりの頃は、タイムラインに次々に流れてくる様子が首都圏のモノばかりだったので、引っ越した実感が湧かず、若干混乱気味になった事もありましたw
ですが、家族以外の人間に全く会わず、年がら年中引きこもっているのは精神的にも肉体的にも非常によろしくありません。ですので、機会があればなるべく外に出るようにしています。例えば地元で行われるIT系の勉強会に参加したり、コワーキングスペースに行って仕事をしたり、面白そうなイベントに出かけてみたり、と言った所です。
私は札幌出身ですが、20年も離れていた事もあり、地元との繋がりが殆どない状態でした。普段東京を向いて仕事をしているからこそ、地元の人達と繋がらないといけないと感じています。 ここは意識してやらないといけない所かもしれません。
ITとテレワーク
一昔前まで、このような勤務体系は考えられませんでした。技術的には出来たかもしれませんが、多額の投資が必要だったり、そもそも周辺の理解が得にくい、という事が実情だったと思います。しかし、コンピューターの性能向上に始まり、インターネット環境の充実、そして最近ではクラウドという新しいITインフラが登場してきた事により、技術的な障害は全くないと言っても過言ではありません。
会議はSkypeでこなせます。電話のように、声だけではなかなか伝わらない場の雰囲気までも共有出来るので、普通に会議に参加する事が可能です。PCの画面も相手に送る事が出来るので、パワーポイントのスライドを映しながら相手にプレゼンテーションもする事も可能です。しかも、2者の通話であれば無料です。
また、WordやExcelなど、オフィス系の文書も「Googleドキュメント」というサービスを使えば、インターネット上で文書を開いて編集する事も可能です。しかも、複数の人間とデータを共有する事が簡単に出来ます。また、データはクラウドに保管されるので、札幌で編集した文書を別のPCで東京で開く事も可能です。それに、スマホを使えば、出先で閲覧する事さえ可能です。これも、基本無料サービスです。
IT関連やその周辺の仕事をされている方に取っては当たり前の事かもしれませんが、実際にやられている方はまだ少ないように感じます。また、話としては分かるが、そういったサービスはセキュリティが心配だとか、色々な問題があると思います。(ここのテーマは重たいので、別の機会に書きます…)
いずれにしても、一般的なIT屋さんがテレワーク出来ないという理由がだんだん無くなってきたかな?と思います。(物理的なサーバーを保守する仕事などは現場での作業なので難しい場合もありますが)100%リモートでお仕事する事は難しくても、部分的なら出来るはずです。
また、IT屋さんでなくても、スマホが普及しているこの時代であれば、この辺りのサービスを活用していく事によって、出社しなくても効率よく仕事をこなす事が可能になるかもしれません。
そもそも弊社はIT屋さんではなく印刷屋です。自分は職種がエンジニアなので、社内ではチョット異端なんですが(笑)それでも会社としては極々一般的な中小の製造業です。そういう会社でも、こういったサービスを活用しつつ、きちんと決まりと仕組みを作れば、テレワークも可能だ!という事をお伝えしたいと思います。(次のエントリへ続く…)
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